「要領がよくない社員が、仕事術の本を書きました」【ネミーマガジン第114号】

いつもネミーマガジンをご覧いただきありがとうございます。
今回は管理部/プロモーション戦略室の高梨が担当させて頂きます。

私は、管理部門業務もやりつつ、
このネミーマガジンの文章編集をしています。
当社公式ツイッターの中の人もやっています。

・・・色々やっていて、さぞ要領よく仕事をこなしていると
お思いかもしれません。実は、その正反対です。
私は、要領がよくないのです。

私は、生来の要領がよくない傾向を持っています。
「発達障害」と呼ばれるものです。
発達障害の中でも「注意欠如・多動症(ADHD)」という
診断を受けています。

具体的には、私にはこんな特徴があります。
・抜け漏れや忘れ
・臨機応変な対応が不得意
・優先順位がつけられない
・マルチタスクが苦手
・自分で背負い込みすぎて勝手に落ち込む
※発達障害には多種多様な傾向があり、他の方にはまた
 別の傾向を持っていることが多いです。

そんな傾向を持つ私ですので、
前職までたくさん失敗をしでかしてきました。

社内の席替えで数十席も数え間違ってしまい、
それが席替え前日に発覚したこと。

名刺の発注の仕事で、
英語表記が必要なのに確認せず、
納品を遅らせてしまったこと。

社員全員参加の会議で、
プロジェクターの接続確認をせず、
会議本番、真っ青な画面しか表示されなかったこと。

・・・枚挙にいとまがありません。

そんな私がネミーでなんとか続けられているのは、
何より周囲の理解と、さらにちょっとした工夫のおかげです。

その工夫とは、「仕事のすすめかた」です。

忘れがちなら、「忘れないように頑張る」ではなく、
忘れてもバックアップできるような環境をつくる。

臨機応変な対応が不得意なら、
あらかじめ段取りを書き出しておく。

優先順位がつけられないなら、
細かく締切を設定して、
本当に先送りをしてはいけない仕事と、
明日以降にしても良い仕事を明確に分け、
今日やるべき仕事に集中する。

そういった工夫をしたところ、
先に挙げた傾向を持つ私でも、
なんとか継続して仕事ができるようになりました。

目が悪い人が眼鏡をかけるように、
仕事の要領が良くない私は、
仕事のすすめかたを習得することで、
少なくとも周囲の人たちと同じ土俵に立つことが
できています。

そんな「仕事のすすめかた」を分かりやすくまとめた本を、
このたび出版しました。
「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑」
amazon.co.jp/dp/4801400744/

書店が軒並み閉まっているこのご時世ですが、
評判は上々で、早々に重版が決まりました。

もしご自身が私と同じようなタイプであったり、
周囲に私と似た方がおられる場合は、
ご一読いただければと思います。

ネミーマガジンをお読みいただいていて、
もし仕事がうまくいかず悩んでいる方がいらっしゃいましたら、
「こんな私でも、なんとかやってますよ!」
とお伝えしたく、今号を書きました。

こんな奇特な人間(私)が、
のびのびと仕事ができているのも、
ネミーの懐の深さかなと思う今日この頃です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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