『嬉野温泉・トロットロ湯豆腐にみたビジネスのタネ』 【ネミーマガジン第110号】
いつもネミーマガジンをご覧いただきありがとうございます。
今回は昨年8月に入社致しました、建築設備機材部の岡が
担当させて頂きます。
年明けから日も経ちあっという間に2月ですね。
皆様はこの冬やり残したことはありませんか?
私は、佐賀の嬉野温泉に行ってきました。
寒い時期に入る温泉は格別です。
温泉旅行と言えばメインの温泉はもちろんのこと、
温泉地にある名物を食べ歩くのもの醍醐味のひとつ。
中でも温泉水を使った食べ物にはなかなか美味しいものが多く、
そういった名物を探してつい目を光らせてしまいます。
嬉野温泉の名物、温泉湯豆腐。
嬉野温泉の温泉水を使って煮ています。
煮ていくにつれ表面が溶け出し、食べる頃にはトロットロ。
ぜひ一度食べて頂きたい絶品です。
ふと、疑問がよぎりました。
温泉気分だから、おいしく感じるだけなのか。
それとも、温泉水に何か秘密があるのか。
普通の水で豆腐を煮たところで豆腐が溶けることはありません。
嬉野温泉の温泉水はナトリウムを多く含んでいて、
豆腐の主成分であるたんぱく質を溶かす作用があるとのこと。
嬉野温泉の温泉水には、こんな秘密があったのです。
そんな美味しいトロットロの湯豆腐の秘密を知り、
自分で作って売れないか?と思う方も多いはず。
「嬉野温泉の水を汲んできて売れば、どこでも作れる!」
とお思いの方、温泉水は販売禁止されています。残念!
しかし、これをチャンスとばかり、
ビジネスに生かしている現地の企業がありました。
「嬉野温泉と同質の温泉とうふ用調理水を開発」
「よりふんわりとした食感が楽しめるように工夫した
木綿豆腐を、温泉とうふ用調理水とセットで販売」
「嬉野温泉名物 温泉湯豆腐とは」
http://www.saga-hirakawaya.co.jp/onsen_yudoufu.html
また、料理レシピサイト「クックパッド」では、
水道水と重曹で、トロットロ湯豆腐を作るレシピが
公開されていました。
「豆腐が温泉で大変身!!10月2日は豆腐の日」
https://news.cookpad.com/articles/2746
何気なく旅行先で食べた湯豆腐。
「ここでしか食べられない」という希少性に注目し、
そこから事業に展開する発想力。
ビジネスの種はどこにでも転がっているかもしれませんね。
当社には54年の歴史がありますが、
今ある事業にあぐらをかくことなく、
常に新しいことを探しています。
もしかしたら、近い将来、
思いもよらないところで「ネミー」の名前を
見るかもしれません。
そのときもまた、変わらずお付き合いのほど、
よろしくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。